ロレックスの定価や、資産価値の高いモデルを知ったうえで、ロレックスを購入しようと検討されている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ロレックスの定価や資産価値の高いモデルの特徴を知りたいという方に向けて、人気モデルを値段順で紹介しながら、資産価値が上昇しやすいモデルの特徴について解説していきます。
またなぜロレックスが、世界中から人気があり価格が値上がりしていくのかについても解説しますので、ぜひこの機会に、ロレックスについての知識を深めてから、購入を検討してみてください。
ロレックスの人気モデルを値段(定価)の高い順で紹介
ロレックスの人気モデルを値段(定価)の高い順に紹介します。
人気モデルだけあり、どのロレックスも資産価値や希少性が高い時計なので、購入を検討する価値は十分にあります。
①コスモグラフデイトナRef.116500LN
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1番目に定価が高いロレックスは、コスモグラフデイトナ「116500LN」の1,720,400円です。
1963年に登場したデイトナの第6世代にあたるのが116500LNです。
基本スペックは前世代から受け継がれており、ロレックススポーツモデルの最上位に位置し、年々需要も高まり入手が困難なモデルになってきています。
116500LNはセラクロムベゼルを採用しており、セラミックをベースにロレックスが開発・特許取得した独自素材になります。
セラクロムベゼルは、従来のメタル素材に比べて傷がつきにくく、耐食性・耐紫外線に優れており、経年劣化に強い特徴があるため、長きに渡り美しい状態を保つことのできる素材です。
従来のデイトナも需要が高く定価を超えるプレマミア価格がついていましたが、116500LNはそれを超える勢いがあります。
2022年現在は、新品で約470万円の価格がついており、定価との差は約300万円もある凄まじい人気を誇っています。
②シードゥエラーRef.126660
2番目に定価が高いロレックスは、シードゥエラー「126660」の1,538,900円です。
機械式時計の中では最高峰の防水性を誇る3900mで、ダイバー用に開発されたモデルになります。
耐食性に優れた重厚なステンレス素材「904Lスティール」によるケースを採用。
さらにロレックスが特許を取得している「リングロックシステム」と呼ばれるケース構造により驚異の防水性を確保しています。
またバンドは、スライドさせるだけで長さ調整ができる仕様になっており、潜水時に手袋をしながらでも長さの変更ができるように、とことんダイバーをサポートするモデルです。
2022年現在は、新品で約200万円近くの価格がついており、定価との差は約50万円になります。
③グリーンサブマリーナーデイトRef.126610LV
3番目に定価が高いロレックスは、グリーンサブマリーナーデイト「126610LV」の1,259,500円です。
1953年に誕生し、潜水艦という意味を持つサブマリーナー。
2020年にロレックスから発売された126610LVは、初代モデルのデザインと性能を受け継いだモデルになります。
前モデル116610LVに比べて、ケースが1mmサイズアップし、特徴的なグリーンベゼルはそのままに、文字板はグリーンからブラックに変更されました。
ケースのサイズが大きくなったことに伴いバンドのコマも一つひとつ大きさが変更され、全体的に重厚感のあるバランスの取れたデザインに進化したモデルです。
2022年現在は、新品で約250万円を超える価格がついており、定価との差は約130万円の人気モデルになります。
④GMTマスターⅡRef.126710BLRO
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4番目に定価が高いロレックスは、GMTマスターⅡ「126710BLRO」の1,247,400円です。
1955年に発売されたGMTマスターは、パイロットのニーズに応えたデュアルタイムウォッチです。
2カ国の時刻を同時で確認できるため、海外旅行用の腕時計としても人気を誇っています。
また何と言っても、赤と青のベゼルが印象的で、ロレックスマニアの間では「ペプシ」という愛称で呼ばれる人気のカラーデザインです。
バンドには装着感のよいジュビリーブレスレットを採用して、スポーツモデルにもかかわらず上品な雰囲気をまとっています。
2022年現在は、新品で約300万円を超える価格がついており、定価との差は約180万円を超えるほどの人気モデルです。
⑤サブマリーナーデイトRef.126610LN
5番目に定価が高いロレックスは、サブマリーナーデイト「126610LN」の1,196,800円です。
1953年に誕生したサブマリーナーは、ダイバーズウォッチの原点と呼ばれている存在になっています。
2020年に発売された126610LNは、世界中の時計ファンが待ち望んだサブマリーナーの新作の発売とだけあって大きな話題となりました。
前作116610LNの優れた特徴を継承したモデルとなっており、黒文字板と黒べセルのシンプルで大人っぽいデザインに仕上がっています。
前述したグリーンサブマリーナーと同じく、ケースが1mmサイズアップし、バンドやコマもそれに伴い大きくなり全体的なバランスが調整されているモデルです。
2022年現在は、新品で約200万円を超える価格がついており、定価との差は約100万円近くになります。
⑥デイトジャストRef.126200
6番目に定価が高いロレックスは、デイトジャスト「126200」の861,300円です。
デイトジャストは36mmの小ぶりなケースが特徴のドレスウォッチになります。
ドレスウォッチという位置付けではありますが、性能に関しても問題なく、ムーブメントには約70時間のロングパワーリザーブを備えるCal.3235というムーブメントを採用。
スポーツロレックスにも引けを取らないほどの実用性を持ち合わせているモデルです。
2022年現在は、新品で約120万円の価格がついており、定価との差は約40万円です。
デイトナやGMTマスターほど、極端に価格が高騰しないため、2本目のロレックスとしても需要が高まっているモデルになります。
⑦エクスプローラーⅠRef.214270
7番目に定価が高いロレックスは、エクスプローラーⅠ「214270」の687,500円です。
1953年に発売されたエクスプローラーは、「冒険者」という意味を持つ探検家用ウォッチになります。
回転ベゼルなどの機能は搭載せず、文字板の数字は3、6、9のみに抑え、無駄を削ぎ落としたシンプルなモデルです。
ケースサイズは長年36mmが主流でしたが、214270からは39mmにサイズアップしました。
サイズアップしたのにもかかわらず、大きすぎるということはなく、全体的にスタイリッシュな印象を残しており、スーツを着用するビジネスマンにも人気な存在になっています。
ムーブメントは先代のCal.3130をアップデートさせたCal.3132を使用しており、耐衝撃性と耐磁性能を備えて、壊れにくく時刻がずれにくい高機能を誇るモデルです。
2022年現在は、新品で約170万円の価格がついており、定価との差は約100万円を超えるほど人気モデルになっています。
資産価値の高いロレックスの特徴は?
資産価値の高いロレックスの主な特徴は、以下の3つです。
- 供給量の少ない「スポーツモデル」
- 希少価値の高い「ディスコンモデル」
- 需要の高い「ステンレスモデル」
3つの内容を押さえて、投資などの利益を生み出すロレックスについて理解しましょう。
供給量の少ない「スポーツモデル」
スポーツモデルのロレックスは供給量が少ないため、資産価値が高い傾向にあります。
ロレックスだからといって全ての時計が投資に向いているわけではありません。
ロレックスは大きく分けると「ドレスウォッチ」と「スポーツウォッチ」の2種類に分かれており、特に資産価値として高い傾向があるのは供給量の少ないメンズのスポーツモデルです。
人気が高く、需要に対しての供給が追いついておらず、ロレックスの正規店にて定価で買うことはまず不可能に近い状態です。
そのためスポーツモデルを求めるユーザーは、並行輸入品や中古品を販売している買取店舗での購入になりますが、2019年頃まで年々価格が上昇していたため、中古品であっても定価を大きく上回る金額のモデルが数多く存在します。
資産価値を重視してロレックスの購入を検討するのであれば、供給量の少ないスポーツモデルをおすすめします。
希少価値の高い「ディスコンモデル」
ディスコン(生産終了)モデルは資産価値が高い傾向にあります。
ロレックスのスポーツモデルが資産価値として高い傾向にあることは前述しましたが、その中でもディスコンモデルはさらに高い価値を生み出す可能性を持っています。
なぜなら生産が終了しているため、今後製造されることがなく時間の経過と共に資産価値は着々と高まっていくためです。
車や家電などの商品であれば、新品であるほど価値が高く旧作になるにつれて価値は下がってきますが、ロレックスの場合は旧作モデルの方が資産価値が上昇していく傾向があります。
ロレックスは日本でも絶大な人気を誇りますが、世界中にも多くのファンが存在するブランドなので、新作よりも旧作に魅力を感じるユーザーも多いのです。
ディスコンモデルが発表されると、今後入手が困難になると感じた多くのユーザーや転売業者が生産終了する前に購入を踏み切ることが多く、品薄状態になります。
ある程度、市場での購入合戦が終わった後は、中古市場に存在しているロレックスの数は極めて少なくなり、今後の生産も無いため希少価値が上がると共に資産価値も上昇するような流れになっています。
ロレックスのなかには新作であっても十分に資産価値が高い時計は数多く存在しますが、さらなるリセールバリュー(換金率)を求めたければ、希少価値が高くなる傾向にあるディスコンモデルを検討すると良いでしょう。
需要の高い「ステンレスモデル」
ステンレス素材のロレックスは、資産価値が高い傾向にあります。
ロレックスのモデルは18金ゴールド素材やプラチナ素材があるなかで、最も資産価値が上昇する傾向にあるのが、一番安価なステンレス素材のモデルです。
18金ゴールド素材やプラチナ素材のロレックスは、定価が200万円を超える時計も多く、なかなか手の届く価格ではありません。
また高級な素材上、着けるのが勿体無いと感じてしまい、使用シーンも限られてきます。
このような理由があるため、多くのユーザーが求めているのは100万円前後くらいの、日常でも使用できる比較的安価なステンレス素材のモデルなのです。
中古市場においても極めて需要が高いモデルは、スポーツモデルかつステンレス素材のモデルであり、定価に対しての換金率でも18金ゴールドやプラチナよりもステンレス素材のモデルの方が大きく上まわる傾向にあります。
資産価値としてロレックスを入手したい場合は、需要の高いステンレスモデルを選ぶと良いでしょう。
資産価値の高いロレックスのモデルは?
資産価値として高いロレックスの主なモデルは以下の4つです。
- コスモグラフデイトナ Ref.16520
- GMTマスターⅡ Ref.116710BLNR
- サブマリーナー デイト Ref.116610LV
- エクスプローラーⅠRef.214270
ロレックスの中でも、特にリセールバリュー(換金率)の高いモデルを紹介します。(買取金額は都度変動があるため、あくまで参考としてご確認ください。)
コスモグラフデイトナ Ref.16520
キングオブロレックスと言われるほどの人気が高いモデルが「デイトナ」です。
現行モデル、旧モデルに限らず非常に高いリセールバリュー(換金率)を誇り、現行モデルですら定価の倍の買取価格がつくほどの人気があります。
デイトナの中でも特に注目を集めているのが、ディスコンモデルでステンレス素材の16520です。
約20年前に発売されたディスコンモデルになります。
20年前のモデルですが、2022年の新品での買取価格はというと、2000年に製造されていた最終品番のP番になると、400万円を超える価格が期待できます。
発売当初の16520の定価が約60万円ということを踏まえると、十分すぎるリセールバリュー(換金率)もたらしてくれるモデルであることは間違いありません。
ロレックスの中でも特にデイトナは、最も資産価値をもたらしてくれるモデルであるため、もしデイトナを安価で入手するチャンスがあれば、十分に購入を検討する価値があります。
GMTマスターⅡ Ref.116710BLNR
2カ国同時に時刻を確認でき、グローバルに活躍するビジネスマンからの人気が高いモデルが「GMTマスターⅡ」です。
GMTマスターⅡの中でも特に資産価値として人気が高いモデルが、「ペプシ」または「バッドマン」と呼ばれているツートンベゼルのロレックスです。
116710BLNRは2013年の発売当初から、高額な価格で取引されていたモデルで、買取市場では常に高いレベルを保っており、発売当初の定価が約80万円なのに対して、2022年の新品での買取価格が250万円を超える価格が期待できます。
116710BLNRは2019年に廃盤になってから価格が着々と伸びてきたモデルの1つです。ディスコンモデルが資産価値の上昇傾向を表しているモデルの代表格といえます。
サブマリーナー デイト Ref.116610LV
1953年に誕生した世界初のダイバーモデルが「サブマリーナー」です。
サブマリーナーは黒ベゼルや青ベゼルと種類がある中で、最も資産価値が高いといわれているのがグリーンベゼルのモデルです。
発売当初の定価が約90万円なのに対して、2022年の新品での買取価格が400万円を超えるほどです。
定価の約4倍以上の価格が期待できるため、非常に資産価値の高いモデルといえます。
サブマリーナーは総合的に資産価値の高いモデルが多いなか、そのなかでも特にグリーンベゼルのサブマリーナーは高い換金率が期待できます。
エクスプローラーⅠRef.214270
1953年に探検家のために開発されたのが「エクスプローラー」です。
ロレックスのスポーツモデルの中でも、特に視認性が良く耐久性もあるため、高い人気を誇っているモデルです。
デイトナやGMTマスター、サブマリーナーといったモデルに比べるとプレミア感は薄いですが、高い需要と安定した換金率のため、費用を抑えながら資産価値のあるモデルを入手したいと考えている方におすすめできるロレックスになります。
発売当初の定価が約60万円なのに対して、2022年の新品での買取金額が170万円を超えるほどの人気ぶりです。
視認性や耐久性などの実用性を備えつつ、資産価値も極めて高い上昇傾向にあるモデルがエクスプローラーになります。
ロレックスの価格が上昇する理由
ロレックスの価格が上昇する主な理由は、以下の3つです。
- 高品質で高機能
- 投資としての資産価値が高い
- 流通量が少なく希少性が高い
3つの理由を知ることで、高額でありながらも多くのユーザーに人気な理由を理解できます。
高品質で高機能
ロレックスの価格が上昇する理由の1つに、高品質で高機能という特徴があります。
ロレックスには三大発明と呼ばれている「オイスターケース」「パーペチュアル」「デイトジャスト」という3つの特徴があるのです。
1つ目のオイスターケースとは、防水性や防塵性に優れたケースのことを指し、水や埃の入りづらいタフな時計を実現させています。
2つ目のパーペチュアルとは、自動巻き構造のことを指します。
当時手巻き式が主流でしたが、わざわざ竜頭を巻き上げる手間を省くのと、竜頭を巻く際に埃が侵入するのを防ぐため、自動でゼンマイを巻き上げる仕組みをロレックスは開発しました。
自動巻き構造になることにより、竜頭を巻く手間がなくなり、水や埃の侵入を防げるようになったので、さらに高性能な時計に進化したのです。
3つ目のデイトジャストとは、3時位置に日付を表示させ、午前0時になった瞬間日付が切り替わるロレックスのモデルを指します。
デイトジャストは、1945年にロレックスが特許を取得しています。
以前から日付表示の付いた時計は存在していましたが、3時位置に日付を表示させることにより、一目で日付がわかるデザインになりました。
さらに午前0時になった瞬間日付が切り替わる機能は、当時としては利便性が高く非常に革新的でした。
このようにロレックスは、各機能を妥協することなく詰め込み、高品質で高機能の時計を開発し続けているため、製造コストがかかり自ずと価格も上昇傾向にあるのです。
投資としての資産価値が高い
ロレックスの価格が上昇する理由として、投資としての資産価値の高さがうかがえます。
ロレックスは常に高い品質と性能で、多くのユーザーに人気がありました。
そこに注目した人たちが、ロレックスを投資商品として購入や保有することが多くなりました。
世界中から人気があるので、需要に対しての供給が追いつかなくなり、在庫が減少しロレックスの時計一つひとつの価値が上昇したのです。
またロレックスは、急激に価値が下がってしまうということも少ないので、いざというときの資産として所有している方も少なくはありません。
トキゾー
流通量が少なく希少性が高い
ロレックスの価格が上昇する理由として、希少性が高いという特徴があります。
ロレックスは元々、流通量が多くないため需要に対しての供給が追いついていません。
多くのユーザーが「欲しい」と考えているのに供給が追いつかないと、自然と希少価値が高くなります。
そのなかでも前述した、「スポーツモデル」「ディスコンモデル」「ステンレスモデル」は特に希少性が高く、入手困難な状態にあります。
流通量の少なさ、欲しい人に対しての供給の少なさが、ロレックスの希少性を高めている理由の1つです。
正規店での入手が難しくなっていることから、何度も店舗に足を運んで目当てのモデルを購入する「ロレックスマラソン」という言葉が生まれるほどの人気です。
まとめ:ロレックスは資産価値の高い上質な腕時計!
ここまで紹介した記事の内容についてまとめてみます。
資産価値の高いモデルの特徴は、
- 供給量の少ない「スポーツモデル」
- 希少価値の高い「ディスコンモデル」
- 需要の高い「ステンレスモデル」
その中でも特に資産価値が上昇する傾向にあるモデルが、
- コスモグラフデイトナ Ref.16520
- GMTマスターⅡ Ref.116710BLNR
- サブマリーナー デイト Ref.116610LV
- エクスプローラーⅠRef.214270
ロレックスは決して安くない時計ですが、資産として十分な価値があり、モデルによっては購入金額の何倍もの価格で売却できる可能性を秘めています。
また品質が高く、実用性も備えているため、世界中の人々から人気のある腕時計ブランドです。
投資目的で購入を考えている方も、高品質な時計を普段使いで着用したいと思っている方も、ロレックスは十分な価値が備わっているため、各モデルの特徴を知ったうえで、前向きに購入を検討してみると良いでしょう。