ダイバーズウォッチと一口に言ってもいろいろなブランドや機能があり、何を選べばいいか迷いますよね…。
そこでこの記事では、①国産のダイバーズウォッチ、②コスパ抜群のモデルという切り口でおすすめのダイバーズウォッチを紹介します。
トキゾー
- ダイバーズウォッチで迷っている人へ
- コスパ最強の国産ダイバーズウォッチを紹介
- 時計玄人から初心者まで満足できるモデルを紹介
ダイバーズウォッチとは?普通の時計との違いを解説
まず、ダイバーズウォッチとは、ダイビングや水泳などのマリンスポーツにも対応している高い防水性を兼ね備えた腕時計のことです。
防水性能だけでなく、水圧に耐えられる耐久性や、水中で時間が確認できる高い視認性を持ち合わせたデザインが特徴です。
ダイバーズウォッチの中には、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)と呼ばれる規格に定義された腕時計が存在します。
それらは、高い防水性と高い耐圧性を備えたダイバーズウォッチの中でも優れた腕時計と言えます。
さらにダイバーズウォッチは、「回転ベゼル」と呼ばれるリングがケースの上部に付いていることが特徴です。
回転ベゼルは、潜水時間を簡単に把握できるため、ダイバーの安全を確保する非常に重要な役割を担っています。
ダイバーズウォッチの選び方は?
ダイバーズウォッチの選び方は、以下の4つです。
- 防水性の高さで選ぶ
- 駆動方式で選ぶ
- 回転ベゼルで選ぶ
- アナログかデジタルで選ぶ
選ぶ際は、自分の好みや使用環境に合わせて参考にしてください。
防水性の高さで選ぶ
ダイビングやマリンスポーツ、水泳などを楽しみたい方は、防水性の高さを基準に選びましょう。
100〜200m防水のダイバーズウォッチは、空気潜水時計や1種潜水時計と呼ばれ、ボンベを使用するスキューバダイビングなどの潜水でも利用できます。
100m防水でも潜水時に利用できますが、水深40mまで潜るダイビング中級者以上の方は、200m防水以上のダイバーズウォッチを選ぶことで、故障を考えることなく安心して使えます。
駆動方式で選ぶ
自分の好みや使用環境に合わせて、駆動方式で選ぶ方法もあります。
ダイバーウォッチの駆動方式の種類は、以下のとおりです。
- クォーツ
- ソーラー
- ソーラー電波
- 機械式
電池交換が手間でなければ、比較的時間が正確なクォーツを選ぶと良いでしょう。止まった場合は、メーカーでの電池交換を依頼すると、防水性が元に戻るので安心です。
電池交換の手間を省きたいなら、ソーラー時計かソーラー電波時計がおすすめです。定期的に光を当てれば止まることがなく、電波機能が付いていれば時間が正確なので、時計店に行く手間が削減できます。
機械式時計は、時刻がズレやすい欠点はありますが、ゼンマイがほどける力を利用して動いているため、電池交換の必要がありません。
また、ダイバーウォッチの種類にもよりますが、定期的なメンテナンスさえすれば、一生物の腕時計として使用できる魅力もあります。
逆回転ベゼルで選ぶ
ダイビング中に、正確な時間を計測したい場合は、逆回転ベゼル付きのモデルを選びましょう。
ベゼルとは、ガラスの外側に取り付けられているリング状の部品のことです。
ダイバーズウォッチのベゼルは数字や目盛りが記載されており、時分針に合わせて使用すれば、経過時間を測れます。
逆回転ベゼルであれば、一方にしか回転しない仕組みになっているので、水中での誤作動を防げます。
ベゼルを確認することで、酸素ボンベの残量を把握できるため、ダイビング時には必須の機能と言えるでしょう。
アナログかデジタルで選ぶ
自分の好みに合わせて、アナログかデジタルかを選びましょう。
アナログであれば、針や文字板のインデックスに蛍光塗料が塗られているダイバーズウォッチも多く、夜間でも時間の確認が可能です。
一方デジタルは、時間の見間違いが少なく、ライト機能が搭載されているモデルが多いので、視認性に優れています。
時間だけの確認で良ければアナログ、ストップウォッチやタイマーなどの機能も使いたければデジタルと、自分の好みに合わせて選びましょう。
セイコー プロスペックス
まず紹介したいのが、セイコーのプロスペックス。1965年に国内初のダイバーズウォッチとして誕生した由緒あるシリーズです。
日本だけでなく海外でも根強い人気があります。コスパ抜群で本格的なダイバーズウォッチを検討している人にぜひおすすめしたいシリーズです。
プロスペックス おすすめモデル:SBDN069
プロスペックス SBDN069はケースの大きさが38.5 ㎜と小さめで手首の細い人でも着けやすいモデルです。
価格は60,500円 (税込)とお手頃ですが、サファイアガラス使用でソーラー電池、ルミブライト(夜光)もついたコスパ最強のダイバーズウォッチのひとつ。
もちろん防水も200m潜水用防水と本格的で、機能性もしっかりと兼ね備えています。
デザインも王道のダイバーズウォッチという雰囲気で、初めてダイバーズウォッチを購入する人にもおすすめです。
トキゾー
- ケースの大きさが38.5 ㎜と小ぶりで使いやすい
- コスパ抜群の本格派ダイバーズウォッチ
- サファイアガラス使用、ルミブライト、カレンダー(日付)搭載で日常使いにも◎
プロスペックス おすすめモデル:SBDX023
プロスペックス SBDX023は、300m飽和潜水用防水を兼ね備えるよりプロフェッショナルなダイバーズウォッチです。
機械式(自動巻き)のモデルで腕時計をもっと楽しみたい人におすすめ。パワーリザーブ(ゼンマイを最大まで巻上げたときに稼働する時間)は約50時間、日差+15秒~-10秒、帯磁防止(磁気の影響を受けづらい)と仕事で使うのにも全く問題ないスペックです。
また、ベゼルがセラミックス製な点も見逃せません。艷が有り見た目的にも美しくかつ視認性もよく、強度が高く傷も付きにくいです。
トキゾー
- 300m飽和潜水用防水のプロフェッショナル仕様
- 美しく機能的なセラミックス製ベゼル
- プライベートからビジネスまで幅広く使える
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プロスペックスおすすめモデル:SBEJ009
プロスペックス「SBEJ009」は、セイコーのCMで大谷翔平選手が着用していたことでも有名なダイバーズウォッチです。
機械式時計の重厚感のあるデザイン、ベゼル・文字板がグリーンカラーに統一された王道ダイバーズウォッチと言えます。
秒針の先端を短くし、赤くて丸い印を配置することで視認性を向上させ、ダイバーズウォッチとしての実用性を高めています。
約72時間持続するロングパワーリザーブを備えており、約3日間はゼンマイを巻かなくても動いてくれるので、手間がかかりにくいのが特徴です。
また、2つの時刻を表示できるGMT機能を兼ね備えており、日本の時間を固定したまま、海外の時間を知ることが可能です。
- グリーンカラーの王道ダイバーズウォッチである
- 約3日間は持続してくれるロングパワーリザーブ付きで手間がかかりにくい
- GMT機能搭載で海外の時間も確認できる
シチズン プロマスター
シチズン プロマスターは過酷な環境で使用されることを想定して作られたプロフェッショナルウォッチ。
シチズンといえば電波時計が強いイメージがありますが、このプロマスターにも電波時計のモデルがラインナップされています。時刻を都度合わせる必要がなく、手間いらずなのが電波時計の魅力ですね。
逆に機械式を楽しみたい!という人も多いと思いますが、プロマスターにはしっかりと機械式モデルも用意されています。
プロマスター おすすめモデル:PMD56-3081
PMD56-3081はエコドライブ(光発電)搭載の電波時計タイプのモデルです。
光発電かつ時刻を合わせる必要もないため、普段腕時計を着けない人でもストレスフリーで使えます。
また、「JIS1種耐磁」「衝撃検知機能」「針自動補正機能」搭載で、磁気や衝撃に強く「正確に時を刻む」ことへのこだわりを感じます。
さらに、シチズン独自の表面硬化技術『デュラテクト』が施されているので、キズが付きにくく普段使いにもぴったり。
まさにコスパ最強のダイバーズウォッチのひとつです。
トキゾー
- エコドライブ(光発電)搭載の電波時計でストレスフリーで使える
- 磁気や衝撃に強く「正確に時を刻む」ことへの並々ならぬこだわり
- 機能性の高さとお手頃な価格でコスパ最強のダイバーズウォッチ
プロマスター おすすめモデル:NY0125-83E
NY0125-83Eは、ビンテージ感のあるクラシカルなデザインが特徴の機械式モデルです。
ダイバーズウォッチとしての堅牢性はもちろんのこと、ケースもスリムでいろいろなシーンに合わせやすくなっています。
また、球面クリスタルガラスが採用されているのも惹かれるポイントですね。
価格は¥49,500とお手頃ですが、なんちゃってダイバーズにはなっておらず、本格仕様のダイバーズウォッチです。
エントリーモデルという位置づけなので、機械式時計初心者の方にもおすすめ。
トキゾー
- ビンテージ感のあるクラシカルなデザインが特徴
- ¥49,500とお手頃な本格仕様のダイバーズウォッチ
- 機械式初心者の人にもおすすめできる
プロマスターおすすめモデル:BN0199-53X
プロマスター「BN0199-53X」は、深いグリーンのベゼルと文字板が特徴のエコドライブ(ソーラー)搭載のダイバーズウォッチです。
ビジネスからプライベートまで幅広いシーンに合うシンプルデザインで、深いグリーンカラーが高級感を与えます。
「充電警告機能」「過充電防止機能」が搭載されているので、充電が無くなりそうなときはすぐに教えてくれて、充電のやり過ぎによる二次電池の劣化も防いでくれます。
もちろん、200m潜水用防水や誤作動を防ぐ逆回転ベゼル、水中での視認性を高めてくれる夜光仕上げの針とインデックスも健在で、ダイバーズウォッチとしての品質も高いです。
ダイバーズウォッチとしての機能を兼ね備えながら、日常使いでもおすすめできる腕時計をお探しの方におすすめです。
- 深いグリーンカラーで高級感のあるデザインに仕上がっている
- 二次電池の劣化を防いでくれる機能搭載で長持ちしやすい
- 本格ダイバーズウォッチでありながら日常使いでもおすすめできる
カシオ フロッグマン
カシオフロッグマンのおすすめモデルは、以下のとおりです。
- GWF-1000-1JF
- GWF-A1000C-1AJF
カシオのフロッグマンは、耐衝撃性とIOS規格200m潜水防水を兼ね備えたプロ仕様のダイビングウォッチです。
潜水艦のハッチをイメージした左右非対称の丸型のケース、裏蓋に刻印されているカエルなどは、初代フロッグマンから受け継がれており、多くの根強いファンから人気を得ています。
フロッグマンおすすめモデル:GWF-1000-1JF
フロッグマン「GWF-1000-1JF」は、IOS規格200m潜水防水を備えたデジタル表示のソーラー電波モデルです。
世界6局(日本、中国、北米、ヨーロッパ)の電波を受信できるので、いつでも時刻がズレることなく、旅行先でも活躍してくれます。
また、タイドグラフやムーンデータ機能も搭載されているので、釣りやサーフィンなどのアウトドアにも最適です。
腕を傾けるだけで鮮やかに発光するフルオートELバックライト、手袋をしていても押しやすいボタン、側面にビスを固定して耐衝撃性を向上させている構造などは、ダイビングが快適になるよう手厚くサポートしてくれます。
- 世界6局の電波を受信できるので海外でも時間がズレない
- ダイビングだけでなく釣りやサーフィンにもおすすめできる
- ダイビングが快適になるような手厚い機能が豊富に搭載されている
フロッグマンおすすめモデル:GWF-A1000C-1AJF
フロッグマン「GWF-A1000C-1AJF」は、IOS規格200m潜水防水を備えたアナログのソーラー電波モデルです。
コンポジットバンドを採用しているため、ウレタンバンドよりも強度が高く、長持ちしやすいことが特徴です。
軽量かつ耐久性を備えているので、激しい運動をするアウトドアでも活躍してくれます。
大きめの時分針やインデックスで視認性が向上、さらにカーボン繊維を含ませた「カーボンモノコックケース」により高い強度と気密性が確保されているので、ダイビングの際は安心して使用できます。
ステンレスのベゼルには鮮やかなブルー、秒針にはイエローの差し色を追加し、ダイビングでも日常使いでも問題なく使える1本です。
- コンポジットバンド採用で軽量かつ耐久性に優れている
- カーボンモノコックケース採用のため高い強度と気密性を確保している
- 日常使いもできるスタイリッシュなデザインに仕上がっている
オリエントスター ダイバー
続いては根強いファンも多いオリエントのダイバーズウォッチを紹介します。
10万円以下のモデルも多く、初めての本格ダイバーズウォッチとして手の出しやすい価格帯になっています。
10万円前後の価格帯とは思えないような作りの良さとユニークなデザインが特徴で、オリエントのコレクターがいるのも頷けます。
オリエントスターダイバーおすすめモデル:RK-AU0601B
オリエントスターダイバー「RK-AU0601B」は、アンティークなデザインの機械式タイプの本格ダイバーズウォッチです。
光沢のあるブラック文字板とベゼルは、高級感とスポーティさを兼ね備え、シーンやファッションを選ぶことがありません。
また、パワーリザーブを11時から1時の間に配置しており、オリエントらしい絶妙なバランスでアレンジが加えられています。
ベルトは5連ブレス構造になっており、丸みのあるコマと鏡面仕上げによって、高級感と立体的なフォルムを際立てています。
バックルは、プッシュ式のWロック三つ折れタイプなので、着脱の誤作動が起こりにくく、安全性が高いことが特徴です。
ISO6425規格に準じた本格ダイバーズウォッチでありながら、球面ガラスや光沢のある文字板、高級感のあるベルトなどから、ダイバーズウォッチとしては珍しいアンティークな腕時計に仕上がっています。
- 機械式時計の本格ダイバーズウォッチである
- 高級感とスポーティさを兼ね備えているのでシーンを選ばずに使える
- ダイバーズウォッチとしては珍しいアンティークな腕時計に仕上がっている
オリエントスター ダイバーズ おすすめモデル:RK-AU0310L
RK-AU0310Lは、200m空気潜水用防水を備えた本格ダイバーズウォッチ。
価格は定価で¥91,300と10万円を切っており、機能性とデザイン性を兼ね備えた1本が欲しいという方に特におすすめのモデルです。
また、付け替え用のシリコンバンドも付属しているので、シーンや用途に合わせて時計を楽しむことができます。
トキゾー
- 10万円を切る価格帯ながら、200m空気潜水用防水とプロ仕様
- パワーリザーブ(ぜんまいの稼働残量)が付いており実用面でも◎
- 付け替え用のシリコンバンドが付いている
まとめ:コスパの優れたダイバーズウォッチをお探しなら国産メーカーを選ぼう!
ダイバーズウォッチの選び方や、4つの国産メーカーのおすすめモデルを解説しました。
海外メーカーであれば、価格が数十万円からと高額で修理費用も高くなる傾向があります。
一方国産メーカーであれば、数万円から購入できて修理費用も海外メーカーに比べて非常に安価で依頼できます。
そのため、長く使えるコスパの優れたダイバーウォッチをお探しの方は、セイコー、シチズン、カシオ、オリエントの国産メーカーの中から、自分に最適な腕時計を選ぶことをおすすめします。
もっと深くダイバーズウォッチについて知りたい人は、下記の記事でダイバーズウォッチの歴史をまとめているのでぜひ読んでみてください。