皆さんは時計を選ぶ際に腕時計のサイズを気にしたことがありますか?
実は腕時計を選ぶ際に自分の腕に合うサイズの時計を選ぶことはとても大切です。
一般的に腕時計のラグが腕に収まっているサイズが適正とされています。ラグが腕からはみ出してしまうと不格好に見えてしまうかもしれません。
では、手首の細い人は選択肢が少ないのかというと、決してそのようなことはありません。
そこでこの記事では、手首が細い人のための時計の選び方とおすすめモデルについて解説します。
トキゾー
朗報!今腕時計メーカーは手首の細い人の味方です
1998年のパネライを筆頭に始まったデカ厚時計ブームも近年は落ち着いてきており、最近はこれまで手首が細いからと敬遠していたメーカーにも実は小さめのサイズを展開していたりします。
その証拠に近年ロレックスやIWCをはじめとしたメーカーが前作に比べてダウンサイジングしたモデルを発表しています。
手首が細い人向け時計の選び方
手首が細いとなかなか腕時計が似合わないような気がして選ぶのが難しいですよね…。僕自身手首が14cmと成人男性としてはかなり細めなため、腕時計選びで悩んできました。お見苦しいですが、実際の手首サイズが下の画像です。
一時期時計店でバイトもしていた知識も活用して、以下で手首の細い人が自分に合う時計を選ぶ際の判断基準を紹介します。
トキゾー
ケースサイズ40mm以下を選ぶ
腕時計のケースサイズとはリューズを含まない横幅のことを指します。
手首が細いと悩んでいる人におすすめなのは、ケースサイズ40mm以下の時計です。40mm以下の時計であれば、手首からケースがはみ出すこともなくスッキリした印象に見えます。
ケースの厚みがなるべく薄いものを選ぶ
最近ケースが分厚い存在感のある時計も数多くありますが、手首が細いと時計の存在感が出すぎてなかなか似合いづらいです。
そのため、手首が細い人におすすめしたいのはケースの厚みが薄いスタイリッシュなモデルです。
ケースが薄い時計は腕に馴染みやすいですし、より上品に見えます。
手首が細い人にインタビュー!みんなどうやって時計を選んでいるのか?
手首が細い方に使っている腕時計についてインタビューを行いました。手首が細いと悩んでいる方は、腕時計選びの参考にしてみてください。
手首サイズは14センチです。昔から手首が細いのがすごくコンプレックスでした。
腕時計も大好きで色々なデザインのものを身につけたいのですが、手首が細過ぎて基本的にどんなものも似合わず辛い思いをしています。
特に大きめのワイルドなものは憧れます。手首が太ければ本当に似合うと思うので残念で仕方ありません。
今使用しているのはAmazfit GTR 42mmというスマートウォッチになります。本来なら一回り大きい46mmのものが欲しかったのですが、わたくしの腕には全く合わず、断念する事にしました。
本体の大きさもそうなのですが、手首が細過ぎてバンドもジャストフィットをしなく、バンド選びもかなり大変な点になります。いつも最大限に締めていますが、余裕がなく非常に格好悪いです。
その日の調子によっては最大限に締めてもゆるゆるになる時があり、どうする事も出来ない状態です。筋トレをした事もありましたが手首だけはなかなか太くならず、今は数少ない自分に合ったものを選ぶしか方法はありません。
手首は細めで14センチほどで、愛用している時計はカルティエのサントスドゥモワゼルのコンビを使用しています。
ケース径は約20.6mmでブレス15cm前後なのでかなり小ぶりサイズですが、細めの手首なのでしっくりなじんでくれます。
またカルティエならではのファッショナブルで洗練されたデザインに加えて全体的に華奢な作りなので、時計としての役割だけでなくアクセサリー感覚でつけられるのも気に入って購入しました。
ダイヤなどが入っていないシンプルなタイプなのでオンオフ問わず使用できるし、コンビなのでプラチナでもゴールドでも一緒に身につけるアクセサリーを選ばない万能なところも魅力です。
時計は好きでロレックスやフランクミューラーの高級時計からスマートウォッチから耐水性のあるスポーツウォッチまで様々な持っていますが、どの時計も細めの手首につけていてもうかないように小さめフェイスでベルトも細めのタイプを選ぶようにしています。
手首が細い人向け現行モデルのおすすめ腕時計12選(サイズ別、価格別)
ここでは手首の細い人が美しく着けることのできるケース径37㎜から39㎜という比較的小さめのサイズの時計に焦点を当てて、おすすめの腕時計を予算別にいくつか紹介していきます。
ケースサイズ39mmのおすすめモデル
予算10万:セイコー プレサージュ プレステージライン SARX077
言わずと知れたセイコーの機械式時計を中心としたプレサージュから登場したシャープエッジドシリーズです。
まず目を引く文字盤は、麻の葉模様をモチーフとしており、数々の工程を踏んで作られています。
また70時間のパワーリザーブとブレスレット仕様のため、季節やシーンを問わず使える万能時計です。
予算50万:チューダー M79030B-0001 BLACK BAY FIFTY-EIGHT
予算50万では、ロレックスの姉妹ブランドとして最近人気の高いチューダーをチョイス。
このモデルは、初代ダイバーズウォッチのオマージュとして登場したブラックベイ フィフティ-エイト。
COSC認定でパワーリザーブ約70時間を誇る自社ムーブに、200m防水と普段使いに申し分ないスペックと、当時のデザインを踏襲したビンテージ好きの方にもおすすめの一本です。
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予算100万:IWC IW391405ポートフィノ・クロノグラフ 39
こちらは、2021年新作モデルのIWCポートフィノ・クロノグラフ。
前作の42㎜はそのサイズから抵抗を持っていた方も少なくないのではないでしょうか。
今回の新作では、39㎜にダウンサイジングしただけでなく、ムーブメントに以前ポルトギーゼにも使われていたバルジュー7750ベースのcal.79350が使われています。
グリーンの文字盤は、今年のトレンドカラーでもあり、女性でも着けられるデザインとサイズなので、カラー違いをペアで使うなんてこともできるかもしれません。
ケースサイズ38mmのおすすめモデル
予算10万:セイコー プロスペックス SBDC115
こちらの時計は、トレッキングやアウトドア向けに作られたアルピニストというモデルです。
アルピニストのアイコンでもある特徴的な針やレイアウトを継承しつつ、ダイヤルにグラデーションによる深みを加えたシンプルながらも深みのあるデザインになっています。
38㎜のケースに20気圧防水、暗所でも視認性を確保するルミブライトが搭載されているとても実用的な時計になっています。
予算50万:ロンジン ヘリテージクラシック タキシード L2.330.4.93.0
1945年に発売されたオリジナルモデルを忠実に再現したモデル。
ロンジンのロゴも当時のもの再現しており、インデックスもスーパールミノバが採用されています。
一方で、ケース径は当時の35㎜から38㎜と現代サイズにアップデートされ、ムーブメントは最新のシリコン製ヒゲゼンマイが搭載されており、パワーリザーブも64時間と現代基準に昇華させています。
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予算100万:ブランパン フィフティファゾムス バチスカーフ 5100-1140-O52A
世界最古の腕時計メーカーとして知られるブランパンの中で最も有名なモデルであるダイバーズウォッチのフィフティファゾムズ。
その中でもダイビングウォッチとしてではなく、スポーツアクティビティ向けに登場したバチスカーフは、38㎜径で30気圧防水、100時間ものパワーリザーブとハイスペックな時計です。
ダイバーズウォッチとしては、ロレックスのサブマリーナが有名ですが、人とは被りたくないと思っている人には特におすすめです。
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ケースサイズ37mm以下のおすすめモデル
予算10万:ハミルトン ジャズマスター ビューマチック H32455557
アメリカの腕時計メーカーであり、ベンチュラと並ぶ人気の高いハミルトンのジャズマスタービューマチックというモデルを紹介。
37㎜のケースにブルースチールの針とギョーシェ模様が入ったシルバー文字盤とこだわりのデザインが詰め込まれています。
また、50時間のパワーリザーブ、シースルーバックケースと現代の実用時計としては申し分ないスペックを備えています。
予算50万:グランドセイコー メカニカルモデル SBGW231
国産メーカーの最高峰であるグランドセイコーからクラシックスタイルを追求したこちらの時計は、レトロデザインを演出するアイボリー文字盤に、歪みのないザラツ研磨が施されている美しいケース、さらに72時間のパワーリザーブと、実用的なクラシック時計の最高峰の時計であること間違いなしです。
この価格帯では珍しい手巻きノンデイトなのも嬉しいところ。
予算100万:IW324010 パイロット・ウォッチ・オートマティック 36
IWCのパイロットウォッチと聞くと40mmオーバーをイメージされるかもしれませんが、実は36㎜径のモデルが存在します。
パイロットシリーズに欠かせない高い視認性、高い防水性、耐磁性はサイズダウンしても健在で、6気圧防水を備えています。
サイズの大きさからIWCに抵抗感を持っていた人にもお勧めしたい一本です。
手首の細い人はアンティークウオッチも似合います!おすすめ3選と簡単な使い方
これまで現行品を中心に紹介していましたが、実はサイズの小さい時計はヴィンテージウォッチにも数多く存在します。
ヴィンテージウォッチに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単な使い方を守れば、現代でも十分に使うことができます。
そこで簡単な使い方とおすすめの時計を3本紹介します。
まず、湿気に注意することです。例え防水ケースを持つ時計であっても、痛んでいる場合が多く、水道の水圧や多量の汗は故障の原因になります。
次に磁気には絶対に近づけないこと。磁石に近づけると、部品が磁気を帯びて、時計に遅れや進みが出たり、止まってしまう恐れがあります。
この2つに注意すれば、日常的に使用することもできます。
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オメガ コンステレーションCライン
こちらの時計は、オーデマピゲのロイヤルオークやパテックフィリップノーチラスをデザインした有名デザイナーのジェラルドジェンタ氏がデザインしたものです。
個体もよく出回っているため、パーツが豊富でメンテナンスしやすいのもおすすめな理由です。
IWC ヨットクラブ
IWCのアンティークは通称オールドインターと呼ばれていますが、その中でも特に人気なヨットクラブを紹介します。
こちらはオールドインターの名機である巻き上げ効率の良いペラトン式が採用されています。
ねじ込み式裏蓋と対衝撃性を備えているため、扱いやすいモデルになります。
ロレックス オイスターパーペチュアルデイト Ref.6519
近年高騰してしまっているロレックスの数少ない20万台で入手できるモデルです。
防水性の高いオイスターケースに便利なデイト表示が搭載された、現代でも実用的に使うことのできるモデルです。
こちらもオメガ同様球数が多いので、比較的修理部品も手に入れやすく、状態も良い場合が多いです。
まとめ:手首が細くても似合う時計は多い
今回この記事では、手首の細い人のための時計の選び方を紹介してきました。
腕時計選びにおいて、「腕が細いから時計は似合わない」と考えていた人にも、正しいサイズ感の時計を選ぶことで、たくさんの選択肢があります。
また、近年では大きい時計を中心に展開しているメーカーでも、ミドルサイズの時計を展開していたりします。
トキゾー