腕時計の防水検査とは?必要性や作業内容を徹底解説

腕時計の防水検査が必要かどうか気になる方は、以下のような疑問があるのではないでしょうか。

  • なぜ防水検査が必要と言われているのか
  • 防水検査をしないことでのデメリットはある?
  • 防水検査を依頼する方法は?

防水検査をすることで、水やゴミの侵入による故障を防げるため、腕時計の寿命をのばせます。

防水検査をせずに長い期間放置しておくと文字盤が汚れたり、ガラスが頻繁に曇ったりなどの不具合が発生します。最終的には、オーバーホールと呼ばれる修理が必要となり、高額な修理料金がかかる場合もあるでしょう。

この記事では、腕時計の防水検査が必要な理由や防水検査をしないことで起こるデメリット、防水検査を依頼する方法などを解説していきます。

腕時計の防水検査とは

腕時計の防水検査とは、腕時計にどの程度の防水性が備わっているかテストする作業のことです。

防水検査をすることで、水が入ることによる故障を未然に防げるため、安心して腕時計を使用できます。

腕時計の防水検査のために使う機材には、以下の2つがあります。

  • 乾式防水試験機
  • 温式防水試験機

乾式防水試験機とは、水を使用せずに空気圧を利用して防水検査ができる機材です。腕時計のスペックに合わせて気圧を設定し、気密漏れがあるか検査します。乾式防水試験機は、300m防水までの腕時計の性能をテストできます。

温式防水試験機とは、実際に水を使って水圧をかけて防水検査をする機材です。ムーブメントを取り出してケースだけで検査するのが一般的で、防水不良があった場合にはケースの気密漏れの箇所から気泡が出て不良部位を教えてくれます。温式防水試験機は、乾式防水試験機で防水テストが不合格になった場合や、300m防水以上の腕時計の防水検査をする際に使用される機材です。

腕時計の防水検査はなぜ必要なのか

腕時計の防水検査が必要な理由は、水やほこりなどが原因による故障を防ぎ、今後も安心して使用するために必要な検査です。

ほとんどの腕時計には防水性が備わっており、軽い雨や水しぶきに耐えられる日常生活防水、水中でも使用できる10気圧・20気圧防水、ダイビングにも対応できる200m防水など腕時計の種類によって性能が異なります。

年数が経過すると、裏蓋や竜頭に使用されているパッキンの劣化により、本来の防水性を保てなくなり、水やゴミなどが侵入してきます。

水やゴミが入りやすくなることで、腕時計の劣化が進み故障に繋がるのです。

腕時計を長い期間使用するためにも、定期的に防水性が備わっているか確認して、防水性に問題ないか検査することが大切です。

腕時計の防水検査をしない場合の3つのデメリット

腕時計の防水検査をしない場合のデメリットは、以下の3つです。

  1. 文字盤が汚れる
  2. ガラスが曇る
  3. 機械の故障に繋がる

腕時計を長期間キレイな状態で使うためにも、防水検査は必須の修理です。

文字盤が汚れる

防水検査せずに放置しておくと、文字盤が汚れてきます。

水が入りやすくなることで文字盤にサビや腐食が発生し、視認性も下がります。また、ほこりなどのゴミも侵入しやすくなり、ガラスが汚れて時間が確認しづらくなるでしょう。

ガラスが曇る

年数が経過して防水性が下がると、ガラスが曇ってきます。

腕時計内に湿気が溜まりやすくなるため、頻繁に曇りが発生する可能性があります。

一時的な寒暖差が原因で曇りが発生し、時間が経つと曇りが消えるようであれば問題ありませんが、いつまでも曇りが持続するようなら防水性が下がっている可能性が高いです。

機械の故障に繋がる

防水性が下がり内部に水分が多い状態になると、機械の故障に繋がります。

機械に使用されている潤滑油と水分が混ざり合うことで、油の劣化が早まって精度に大きな影響を与える可能性があります。

修理になるとオーバーホール(分解掃除)と呼ばれる内部を分解して洗浄する修理や、文字盤の腐食が進んでいたら文字盤交換が必要になりますので、曇りが発生したら長期間放置しないようにしましょう。

腕時計の防水検査を依頼する方法

腕時計の防水検査を依頼する方法は、以下のとおりです。

  1. メーカーへ依頼する
  2. 修理業者へ依頼する

それぞれの特徴やポイントを解説します。

メーカーへ依頼する

1つ目は、曇りが発生した腕時計の正規メーカーへ依頼する方法です。

お持ちの腕時計ブランドに精通した技師が対応してくれるため、安心して任せられる特徴があります。

注意点として、防水検査だけでなく、電池交換とパッキン交換もセットで依頼する必要があります。

純粋に防水検査のみの修理価格ではないので、費用が高額になりやすい傾向があります。

修理業者へ依頼する

2つ目は、腕時計専門の修理業者に依頼する方法です。

メーカーよりも価格が安く、短期間で仕上がる特徴があります。

また、オンラインで依頼できる修理業者も多く、わざわざ店舗に行く手間が省けるため時間も節約できます。

費用を抑えながら短期間で完了させたいのであれば、腕時計専門の修理業者へ依頼することが賢明です。

腕時計の防水性を保つために気をつけること

腕時計の防水性を保つために気をつけることは、以下のとおりです。

  • 店舗での電池交換は防水性が落ちる可能性がある
  • 水中でボタンや竜頭を操作しない
  • 定期的にメンテナンスを依頼する

腕時計の寿命を伸ばすためにも、ポイントを理解しておきましょう。

店舗での電池交換は防水性が落ちる可能性がある

店舗での電池交換は、防水性が落ちる可能性があるので注意が必要です。

なぜなら、店舗によっては防水検査する機材が置いていないこともあり、防水検査ができない時計店も多いためです。

防水性が落ちると言うよりも、防水性が備わっているか不明な状態になるため、電池交換後は水や汗に気をつけて使用する必要があります。

店舗で電池交換する場合は、事前に防水検査が可能かどうか確認してから依頼しましょう。

水中でボタンや竜頭を操作しない

水中でボタンや竜頭を操作すると、水が侵入して故障する可能性があります。

G-SHOCKのような防水性の高いモデルでも、水中でのボタン操作は推奨しないと取扱説明書に記載があるため、一般的な腕時計であれば尚更注意が必要です。

保証期間内であっても水中でボタンや竜頭を操作して水没した場合は、有償の修理になる可能性が高いです。

防水性が備わっている腕時計であっても、水中での操作には十分気をつけましょう。

定期的にメンテナンスを依頼する

定期的にメンテナンスを依頼すると、腕時計の寿命をのばせます。

なぜなら、新しくパッキンを替えたり、グリスを塗ったりすることで水分の侵入を防げるためです。

パッキン交換やグリスを塗る作業は自分でもできるかもしれませんが、裏蓋に合うサイズのパッキンを探したり、専用グリスを探して購入することは手間がかかります。

手間や時間を短縮して大切な腕時計を長持ちさせたいのであれば、プロの専門業者に依頼しましょう。その際、電池交換もあわせて依頼すると機械の調子も見てくれるため、不具合があれば部品交換、またはオーバーホールなどの修理を提案してくれます。

定期的にメンテナンスを依頼することで、水分による故障を防いで、長く腕時計を使用できます。

まとめ

腕時計の防水検査が必要な理由や防水検査しないことで起こるデメリット、防水検査を依頼する方法などを解説しました。

防水検査は、水やほこりなどの侵入を防いで、長い期間安心して腕時計を使用するためにも必要な検査です。

防水検査を定期的にしないと文字盤が汚れたり、頻繁にガラスが曇ったりと不具合が出てきます。最終的には、オーバーホールと呼ばれる修理を行わないと動かなくなる可能性があります。

防水検査を依頼する際は、腕時計専門の修理業者がおすすめです。メーカーよりも安く短期間で対応してくれる傾向があるため、防水性が気になる腕時計があれば一度見てもらいましょう。

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